ブックレビュー
決まり切った言葉は、多様性を無視して排除する。紋切型の言葉で、ただでさえ生きづらい人の背中を全力で蹴り倒す加害者に、我はなりたくはない。
カクシゴト(書く仕事)をしている関係で、本をよく読みます。今回は最近「これはイケてるぜ!」と感じた本を紹介します。ユーザー獲得、売上増加、アクセスアップ……webをリニューアルする目的はいろいろあるでしょう。けれどwebを変える前にやらなければな…
自転車事故の加害者になる――自転車乗りなら、誰でもなりうることだ。筆者とその子供は、共に加害者になった経験がある。本書には加害者となったときの状況や示談までの道のりのほか、自転車の危険性や日本の交通事故の現状、国内外の取り組みなどが書かれて…
人生をやり直したいと思うほど、衝撃を受けた本がある。『図書館に訊け!』 だ。これは図書館の上手な使い方を私に教えてくれた。「はぁ? いまどき図書館?」と思うなかれ。著者は冒頭、こんな言葉で読者を挑発する。 図書館の怖いところは、利用者の関心や…
「この映画は楽しいとは言えない。くだらないせりふ(中略)私の演じる人物の性格がはっきりせず、耐えがたく感じられる。」――これは、オビ=ワン・ケノービ役の故アレック・ギネスが、1976年に友人に宛てた手紙に書いた言葉です。撮影当時は、まさかこの作…
この本を読んで、糸井重里のことが、ちょっと怖くなった。『インターネット的』は今から14年前の2001年に書かれたものだけれど、見事に今のインターネットで起きているモノの売り方・買い方の変化を言い当てている。たとえば、これからの商品についてはこん…