私見訥々
みなさんお元気ですか? 久しぶりの更新になってしまい、すいません。わけあって、少し自転車から離れていました。 自転車に乗ると、性格が悪くなるようになっちゃったんですよ、私。といっても、別にスピード狂になって「どけっ、おらぁぁぁ!」ってなるわ…
決まり切った言葉は、多様性を無視して排除する。紋切型の言葉で、ただでさえ生きづらい人の背中を全力で蹴り倒す加害者に、我はなりたくはない。
災害の混乱のなかで、直に害を被っていない人間は、できることを落ち着いてやろう。そのための知見はいろいろあると思うけど、電子書籍ががんばっている。
「改定 東京都自転車安全利用推進計画(中間案)」に対するパブリックコメントの結果が発表されました(2016年2月実施)。パブコメに対する都の回答を見てみると、全体的に貫かれているのは「そのご意見に対しては、都は何もしません。するつもりがありませ…
人は経済なしでは生きていけないけれど、経済だけで生きていけるわけじゃない――桜から考える人の心。
人は経済なしでは生きていけないけれど、経済だけで生きていけるわけじゃない――桜から考える人の心。
今年、東京オリンピックの追加種目が決まります。選ばれた種目、選ばれなかった種目、それぞれの選手の歓喜と嘆きの顔が今から目に浮かびます。が、そんなことに一喜一憂するより、オリンピックに頼らずファンを獲得する方法を考えたほうがいいのではないか…
あの日、荒川には誰もいなかった。東日本大震災から二日後、福島第一原発が爆発した翌日の日曜日。あの日、私は快晴の荒川を自転車で走った。出発前、天気予報をチェックしたのは降水確率を見るためではなく、風向きを見るためだ。原発からの風は、こちらに…
歩行者 > 自転車 > クルマ。交通事故によるダメージは重さに反比例するため、この順に大きくなります。当然、歩行者は最も被害が大きくなります。実際、都内の交通事故による死亡者数の約半分は歩行者の死です。だからといって十把一絡げに「歩行者=被害…
東京都が自転車の安全な利用を促進するための計画案をつくりました。この案に対して、都民の意見(パブリックコメント)を求めています。 「改定東京都自転車安全利用推進計画(中間案)」について意見を募集します(東京都webサイトに飛びます) 提出期限は…
「自宅に火をつけて自殺しよう。誰を巻き込もうが関係ない。誰も助けてくれない社会は要らない。世界なんて滅べばいい」これは、あるDV被害者の女性の声だ。彼女はどんな団体に訴えても、どこの役所に訴えても相手にしてもらえず、本気でこう思ったという。…
いろいろ疑問を感じたので、つらつら書きます。「3Dプリンタを使ったロードバイクが2016年春に発売される」というヘッドラインニュースを目にして驚いた。3Dプリンタで実用に耐えられる物といえば、今のところメガネやフィギュアみたいな雑貨というイメージ…
人生をやり直したいと思うほど、衝撃を受けた本がある。『図書館に訊け!』 だ。これは図書館の上手な使い方を私に教えてくれた。「はぁ? いまどき図書館?」と思うなかれ。著者は冒頭、こんな言葉で読者を挑発する。 図書館の怖いところは、利用者の関心や…
子どものころから不思議だった。どうして1月1日だけ、特別なのだろう?「年に一度のお正月」って言うけれど、1月2日だって4日だって、8月10日だって、9月7日だって、いつだって年に一度だ。365分の1の貴重な日だ。どうして1月1日だけ? はてなの今週のお題も…
「この映画は楽しいとは言えない。くだらないせりふ(中略)私の演じる人物の性格がはっきりせず、耐えがたく感じられる。」――これは、オビ=ワン・ケノービ役の故アレック・ギネスが、1976年に友人に宛てた手紙に書いた言葉です。撮影当時は、まさかこの作…
年末はやっぱり道が混みますね。しかも殺気立っているクルマが多い。忙しいと、心がせまくなるもんなぁ。そんな師走の道をどうすればイライラしないで自転車で走れるか、ちょっと考えて、実際にトライしてみました。
自転車に乗ることではじめて見えてくる世界、というものがあると思います。 私はなるべくたくさんの当事者が、サドルの上から声を国に届けてほしいと思って、前回、前々回と、自転車のパブリックコメントについて書きました。 いろんな意見があっていいと思…
この本を読んで、糸井重里のことが、ちょっと怖くなった。『インターネット的』は今から14年前の2001年に書かれたものだけれど、見事に今のインターネットで起きているモノの売り方・買い方の変化を言い当てている。たとえば、これからの商品についてはこん…
最近「感動しました」という言葉をよく耳にします。 ラグビーワールドカップに、感動しました。国産旅客機MRJに、感動しました。 日本人のノーベル賞受賞に、感動しました。 「感動しました」という言葉をニュースで聞くたび、「ほんとに感動してるんかいな…