自転車を洗うと、壊れますよ
バイクシャンプーを使っても使わなくても、とにかく、自転車を水で洗ってはいけません。
なぜか?
それは、グリスが落ちるから。
グリスというのは、固い油のこと。自転車にはペダルとか車輪とかグルグル回る部品がいっぱいあります。その内部の部品にグリスは塗られています。
このグリスのおかげで、金属同士がこすれても壊れないのです。
ところがフレームに水をかけると、内部に水が浸透して、グリスが流れ落ちてしまいます。まぁ、一度に全部流れ出ることはありませんが、グリスの機能が低下するので、自転車を洗うと、自転車の寿命が縮まってしまいます。
だから、自転車を洗ってはいけないのです。
自転車を洗って得するのは自転車屋だけです。理由は、もうおわかりですよね?
自転車を洗う
↓
自転車が早くダメになる
↓
自転車を買い換えなくてはならなくなる
↓
自転車屋が儲かる
ということです。
「自転車レースでは、メカニックが洗っているじゃないか!」という反論が聞こえてきそうですが、あれはプロだからです。
プロは、その日のレースさえ自転車がもてばいいのです。彼らは、私たちのように、何年も1台の自転車を大切に乗ったりしません。
それにプロはグリスが流れ出ても、メカニックがさささっと分解してグリスを塗り直すことができますから。私たち一般人とは、目的も環境もちがうのです。
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