ペダルをロードツーリング用SPDにしている人が、靴選びで注意すべきたった1つのこと
私は輪行することを重視して、ロードのペダルをロードツーリング用SPDにしています。SPDシューズは底にゴムがついているので、歩きやすいんです。
#SPDといってもバリバリのMTB用ではなく、
見た目はSPD-SLに見えるタイプです
愛用しているシューズは、もちろんロードツーリング用の1バックル+2ストラップ。
3年ぐらい履いてくたびれてきたので、同じタイプのシューズに買い替えよう思ったら、シマノがラインナップを減らしていて、3ストラップタイプだけになっていました。
うーん……。別にレースに出るわけじゃないので3ストラップでもいいんだけど、のっぺりしたデザインに許せないものが。
仕方がないので、サイクルショップであれこれ迷った結果、デザインが気に入って、価格もまぁ手ごろだったfi'zi:k(フィジーク)のMTBシューズにしました。
#ロードバイクにはちょっと武骨だけどね
これが失敗!
SPDペダルにはまらないSPD用シューズ!?
クリートをつけて試走しようとしたら、なんと、シューズがペダルにはまらないんです!
SPDペダルにSPD用シューズ(当然クリートはSPDを付けました)なら、はまるはずなのに、なぜ?
この謎はすぐに解けました。シマノのロードツーリングシューズは、シューズ底のゴムの高さが低いんです。だから地面に立ったとき、クリートとゴムの底が一直線=平らになるようになっています。
#クリートを付ける前の
ロードツーリングシューズの裏側
こうすることで歩きやすさを確保したまま、ペダルにゴムが当たってはまらないなんてことがないようにしてるんです。
これに対して、普通のMTBシューズはゴムがクリートの厚みよりも厚く、クリートよりも出っ張ります。だからクリートがペダルにはまる前に、ゴムがペダルに当たってしまい、はまらないというわけです。
返品したくても、靴底にクリートを付けちゃったので返品できません。1万7千円が一瞬でゴミに……嗚呼、悲惨。
しばし茫然としましたが、問題はゴムの高さだけなので、ダメもとで削ってみました。
カッターナイフで格闘すること1時間。
めでたく、はまるようになりました!
ペダリング心地はロードツーリングがおもちゃに感じられるほど良い!
改めて試走したところ、笑っちゃうぐらい快適でした。
fi'zi:k(フィジーク)のシューズは、シマノのロードツーリングより遥かに靴底が固いので、踏み込んだ力がどこにも逃げずに、しっかりとペダルに伝わります。
のんびりライド志向の私ですら違いを感じるほど。
このときは50㎞程度の試走だったので、100㎞を超えたらまた違った感想になるかもしれませんが、とりあえずは気に入りました。
でも、ゴムを削るのはむちゃくちゃ大変だったので、次に買い替えるときは、デザインがいまいちでも、3ストラップでも、ロードツーリングに戻します(きっぱり)。
みなさんは、こんなドジを踏まないようにしてくださいね。それでは、Ride safe and fun!