チャリダー★ライターの「カクシゴト」

東京在住の広報ライターは何を考えているのか?

東京には海がない~九十九里へチャリで行く~

ずーっと前から自転車で行きたいと思っていた場所がある。千葉の外房、九十九里。

東京からだと房総半島を横断することになる。アクセスのいい県道は混雑していて都内を走るのと変わらなそうだし、かといって裏道はどんな道なのか(未舗装、農道、割れ目だらけのアスファルトなど)想像がつかない。そんなわけで長年保留していたのだけれど、ついにこの晦日に行ってきた。

選んだのは千葉県道20号(大網街道)。年末なら空いているだろうという思惑で行ったのだが、果たして……。

九十九里

大網街道はきつかった

東京から千葉までの道はガラ空きで、あまりの快適さに笑みがこぼれて仕方なかった。ニヤニヤしながら、一人チャリを走らせるオジサン……完全無欠の変態である。そうとわかっていても、笑いが止まらなかった。

「これなら楽勝だ!」と思って、蘇我から県道66号を経て大網街道へ入った途端、浮かれ気分は吹き飛んだ。

狭ぇ~!

大網街道は片側一車線で、道幅は狭く、自転車が待避できる空間がなかった。そしてこの日の道路状況は、車の流れが維持される程度の混み具合。つまり、最悪な状況である。

5kmも走らないうちに裏道に逃げることを考えたが、困ったことに、交差している道がない。走っても、走っても、逃げ道が現れない。仕方がないので、路肩の外枠ギリギリを走ることに。

ひどく緊張を強いられる道だったので、道の景色は覚えていないが、走って楽しい道じゃなかったことだけは覚えている。

狭き門より入れ

「まだかな、まだかな、海はまだかな」
ひたすらペダルを回して約1時間。ついにたどり着いた海は、どこまでも海だった。海の向こうに陸地が見えたりしない、水平線と波だけの、本物の海だった。

冬の九十九里

海なんて、台場で見慣れていると思っていたのに、なんだかジーンとしてしまったよ。

帰りは裏道にチャレンジ。思いの外、路面状況はよくて走りやすかった。でもすんなりと西に帰れる道はなく、北に南にと大きく道を振られ、大幅に時間を食った。それなのに肝心の食う物を手に入れられず(コンビニがない)、途中で挫折して、もとの大網街道を使って帰宅。

課題の多いサイクリングだった。けれど、行ってよかった。自転車に乗っていたからこそ、出会えた景色だと思う。2015年は、これが私の走り納めとなった。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
Ride safe and don't forget your smile!
今年たくさん自転車に乗った人も、乗らなかった人も、リハビリをがんばっている人も、みなさん、よいお年をお迎えください。

【江戸川から九十九里へ】
今回の主なルートです。参考までに。

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