自転車走行中、注意したいシチュエーション~歩道から飛び出すもの~
やばい予感がした。車道を走っていたら、歩道をフラフラ走っている子どもの自転車が見えた。補助輪が取れたばかりといった感じの頼りない運転だ。
歩道は狭く、その子の前方には歩行者が2人並んで歩いていた。
停まるか、ベルを鳴らして人をどかすか、車道に飛び出してレーンチェンジするか。子どもが取るであろう行動は、3つのうちのどれかだと思った。が、しかし、そのどれでもなかった。
そして、やばい予感だけが的中した。
あろうことか、その子は黙ったままベルも鳴らさず(歩道で歩行者に鳴らしちゃダメだけど)歩行者の脇をすり抜けようとしたのだ。
危機一髪
「ムリだ!」と思った次の瞬間、タイヤが歩道の縁石から落ち、子どもは自転車ごと車道に倒れて転がった。その直後、その子の頭のすぐ横を車のタイヤが通り過ぎた。ぎりぎりセーフ。
私はやばい予感がしたときに減速していたので、子どもを轢かずにすんだが、危ういところだった。
目の前で起きたあわやの出来事に驚いたが、この後、さらに驚く光景が目に飛び込んできた。
何を見守っていたの?
「○○ちゃん! 大丈夫!? ダメじゃない!」
その子の後ろを歩いていた2人の大人が駆けよった。慌てて子どもを抱え起こす。母親と祖母のようだ。
幸い、子どもは擦りむいた程度だったみたいだが、あの状況で子どものフラフラ運転を目の前で放置する親っていったい……。
注意したいシチュエーション
今回のように、子どもがバタッと車道に倒れるのは稀としても、歩道から車道に飛び出してくる自転車は多い。歩道を走っている自転車とは、並走しないほうが無難。横からぶつかられたら、たまったものではない。
「飛び出す方が悪い!」なんて道理は生きていてこそ言えること。とりあえず道理は置いといて、気をつけましょう。
Ride safe and fun!
こうして書くことで、自分自身にも言い聞かせているのです。はい。気をつけます。