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チャリダー★ライターの「カクシゴト」

東京在住の広報ライターは何を考えているのか?

サドルの上で考える

自転車関連_2015 私見訥々

自転車に乗ることではじめて見えてくる世界、というものがあると思います。

私はなるべくたくさんの当事者が、サドルの上から声を国に届けてほしいと思って、前回、前々回と、自転車のパブリックコメントについて書きました。

いろんな意見があっていいと思います。本当に。でも、自転車に乗らない人に、自転車が走る道についてあれこれ言われるのはごめんです。

自転車道

サイクリストの命を縮めた記事

ここで突然、新聞の話になるのですが、私は戸別配達がきらいなので(理由はいつか別の日に)、新聞はコンビニで買って読んでいます。どの新聞を買うかはその日の気分……といいたいところですが、実際にはよく買う新聞というのは決まっています。

ある日、いつものようにその新聞を買って読んだら、自転車道について書かれた記事がありました。かなり大きな扱いで「新しくできた自転車道は素晴らしい」みたいな内容でした。

それを読んだ私は絶句。なぜならその道は、それまで私が実走したなかで、最悪の走りづらい道だったからです。

以来、その新聞を買うのをやめました。馬が合わないからではありません。ちゃんと取材していないことが透けて見えたからです。意見が合わないからではなく、信頼できないと感じたのです。

記者が実際に自転車に乗ってその道を走れば、「これは危険だ」と感じたはずです。たとえ走らずとも、普段から自転車に乗っている人間であれば、その道のつくりを見ただけで「この道は危ない」と感じられたはずなのです。

やられた、と思いました。全国紙でこんなひどい自転車道を賞賛されてしまうなんて。私は、自分の命が縮まったと思いました。

乗り越えるか、座して死を待つか

自転車が好きでも、パブリックコメントを書くのは面倒だ、と思う人がいると思います。提言案に目を通さなきゃいけないし、意見を書く時間も必要だし。

でも、本当に自転車が好きな方には、そこを乗り越えてほしいと思っています。当事者の声を、ぜひ届けてください。国のほうから国民に意見を求めている今こそ、当事者のニーズで、いびつな道を快適に変えるチャンスです。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

「サドルの上で考える」なんて書いておきながら、きょうは雨で走れませんでした(涙)。
Ride safe and fun!

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パブリックコメントの締め切りは、2015年12月22日(火)です。