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チャリダー★ライターの「カクシゴト」

東京在住の広報ライターは何を考えているのか?

歩行者も加害者になることを知って欲しい~その交通違反がチャリダーを殺す~

歩行者 > 自転車 > クルマ。交通事故によるダメージは重さに反比例するため、この順に大きくなります。当然、歩行者は最も被害が大きくなります。実際、都内の交通事故による死亡者数の約半分は歩行者の死です。

だからといって十把一絡げに「歩行者=被害者」という考え方には、あいにく頷けません。なぜなら、歩行者による飛び出しや横断歩道外横断、信号無視といった法令違反が原因の事故も多いからです。

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 ※自転車が「歩道」で歩行者をはねるのは言語道断です。自転車は、車道の左側を走るのがルール。だからこの話は、自転車が法令を遵守して、車道の左側を走っているという当たり前のことを前提に書いています。

歩行者がクルマとぶつかれば、間違いなく歩行者が死傷します。クルマの運転手が死傷することは、まずありません。でも歩行者が自転車とぶつかったら、歩行者だけでなく、チャリダーも死傷します。

チャリダーは歩行者と同じように、体をむき出しにして走っています。歩行者とぶつかって自転車が倒れれば、チャリダーのむき出しの体が車道に投げ出されることになるので、チャリダーも死傷を免れないのです。

交通違反の歩行者が、人殺しになるとき

先日、都心の大通りを自転車で走行中、駐車しているクルマの陰から歩行者が飛び出してきました。私からはまったく見えないところから、突然人が飛び出してきたのです。もちろん、横断歩道「外」です。

急ブレーキをかけましたが間に合いません。私は咄嗟にハンドルを右に切り、ぎりぎりのところで衝突を回避しました。

今、私がこうしてブログを書けているのは、たまたま、私の右側をクルマが走っていなかったからに過ぎません。クルマが来ていれば、私はクルマに轢かれて死んでいたでしょう。交通違反をして飛び出した歩行者の命を守ったがために!!!!!

私は、あの歩行者を赦しません。私を殺そうとしたからです。

理不尽な現実

いつも何かが飛び出してくるかもしれないと思ってゆっくり運転する、というのが理想ではあるでしょう。

しかし、本当にそういう運転をして、後ろから来るクルマに追突されず、煽られも、抜かされ際に嫌がらせの斜行もされず、安全でいられるのは警察の白チャリだけです。交通量が多い現代においては、自転車が路駐車両の横を走るときは、できるだけスムースに通り過ぎないと、自らの命を危うくするのです。「いつも飛び出しに構えてゆっくり運転」は現実的ではありません。

現実に起きているのは、交通違反を犯す歩行者の命を守るために、チャリダーが自らの命を削って事故を回避しているという歪な事態です。あるいは回避し損ない、違反した歩行者はもちろん、それに巻き込まれたチャリダーの人生まで台無しにされているのです。

甘ったれるのは、いいかげんにしてほしい

自転車の無謀運転はダメに決まっています。歩道走行、逆走、信号無視、無点灯、並走、傘さし運転、携帯操作しながら運転など、絶対ダメです。クルマとぶつかって自身が一人で死ぬだけなら、どうぞご勝手にですが(本当はこれも轢いた方に迷惑がかかりますが)、対自転車・対歩行者との事故であれば、ただの人殺しです。

それと同様に、歩行者の飛び出しや横断歩道外横断、信号無視などの違反もダメなのです。クルマにはねられて自身が一人で死ぬだけなら、これもまたどうぞご勝手にですが(轢いた方に迷惑がかかるのも同じ)、対自転車となれば、やはりただの人殺しになりかねないのです。

想像してください。こうした違反自転車・歩行者を避けるために、どれだけ相手が命を削って対処しているかを。甘えるのは、いいかげんにしてほしい。

私は自転車だけでなく、歩行者も交通規則を守ってほしい、と言っているだけなのです。

Ride safe and walk safe!
きょうはfunとは書けないなぁ。やっぱり、殺されそうになったという思いがありますから。

【参考データ】
歩行者の交通人身事故発生状況(2015年 警視庁)※PDFが開きます。