ロードバイクを地球ロックする方法
間違ったカギのかけ方をしている自転車を、割とよく見かけます。
スポーツバイクは泥棒に狙われやすいので、長時間の駐輪は厳禁ですが、短時間でも変なカギのかけかたをしていると、フレームは無事だけどホイールを盗まれたり、逆にホイールは無事だけどフレームを盗まれたりします。
今回は地球ロックのやり方と、ガキの長さのお話です。
間違ったカギのかけ方
フレームだけを物体とつないでいると、ホイールを盗まれます。
まぁ、写真はピストなのでめがねレンチがないとホイールは外せませんが、スポーツバイクはクイックリリースなので、簡単に外せます。
こんな感じで、持っていかれます。逆にホイールだけを物体とつないでいると……
当然こうなります。
地球ロックのやり方
これが基本的な地球ロックの方法です。グレーの棒が地面に固定されている物体だと思ってください。
まずホイールですが、前輪と後輪の両方にワイヤーが通っていることが分かると思います。ホイールはこれでOK。
フレームは後ろの三角形(=「シートチューブ」と「シートステー」と「チェーンステー」から成る三角形)の部分に通すことでロックします。
サドルは……私のはレンチがないと外れないタイプなので、ワイヤーを通していません。必要であればサドルのレールにもワイヤーを通します。
地球ロックに必要なカギの長さ
私は普段は写真の右側のカギを使っています。今回ブログを書くために測ったら、ワイヤーの長さは123cm弱ありました。これで地球ロックできます。ただし、くくりつける物体が細く、かつバイクを限りなく近くに置ける(=べっとり立てかけられる)物じゃないとムリです。
ちょっと太いポールになると、長さが足りません。たとえばコンビニの端っこによくある、こんな形→「n」の太いポールにくくりつけたいときは、「あと10cmあれば……」と思います。だからポケットに余裕があるときは、左側のカギ“も”持って出かけます。2つあれば何とでもなるので。
カギの太さはどうする?
カギは太ければ太いほど、泥棒が切るのに時間がかっていいのですが、絶対に大丈夫ということはありません(どんなカギでも切れる工具があるそうです)。だからこのあたりは個人の精神衛生上の問題になるので、重さが苦にならない範囲で最も太く丈夫なものを選んでくださいね。
余談ですが、アメリカには盗難保障が付いた「ニューヨーク・ロック」という自転車用のカギが売られているそうです。でも注意書きに「ただしニューヨークを除く」とあるらしいですよ……。
Ride safe and park safe!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。私はバイクを盗まれたことはありませんが、マグライトはやられたことがあります。それだけでも充分、悲しみに凹みました。
【こちらの記事もおすすめです】
・正しいペダリングが膝の痛みの原因に!?
・買ったけど使っていない自転車グッズ、ベスト3+1