チャリダー★ライターの「カクシゴト」

東京在住のライターは何を考えているのか?

イルミネーション・サイクリングで幽霊に遭遇?

人間には2種類いる――という二分法は話を単純化してしまうので嫌いなんだけれど、オバケを信じる人と信じない人というのは割とくっきり別れると思う。

私は、まったく信じていません。信じていないから、当然見たこともないし、霊感なんてものもありません。が、しかし……見てしまったのです。昨日。マジで。

オバケ

栁ではなくゲートブリッジ下の幽霊

場所は東京ゲートブリッジ近くのキャンプ場。時刻は午後6時。イルミネーション・サイクリングの下見に行ったのですが、人気のある東京駅や表参道じゃつまらないということで、ちょっとマイナーな穴場を選んだのです。穴場だけあって人の流れがなく、出入り口がよくわからず、誰もいない真っ暗なサイクリングロードをしばらく一人で走るはめになりました。

ゲートブリッジの夜景


木々に囲まれたサイクリングロードは、真夏の昼間なら涼しくて気持ちいいのですが、初冬の夜は寒いだけ。マグライトに集まる羽虫も気持ちが悪い。ということで急いで抜けようとペダルに力を加えた瞬間、左横からガサッと落ち葉を踏む音が。

「ネコかな?」と思って通り過ぎながら音のした方を見ると、いたのですよ、ヤツが。顔はぼやけて男か女かわかりませんでしたが、白い服を着てこっちを見てました。

ゾワワワワーッ。

そこからは、オリンピックに出られるんちゃうかと思うほどの猛ダッシュでサイクリングロードを走り抜けました。

明るくて人がいる場所に出ると、冷静さを取り戻し、「オバケなんているわけないじゃん。強盗か変態だったんだろうな」と、オバケ以外の可能性を思いつくに至り、何事もなかったかのように次なる夜景スポットへと移動しました。

晴海大橋からの眺め

やっぱり写真写りは悪い

無事サイクリングを終え、撮った写真を家でチェックしていたら、身に覚えのない暗闇を撮した写真が1枚まぎれていたのです。なんだろうと思ってよーく見ると、それは暗闇ではなく、うっすらと写った顔らしきもののドアップだったのです! 超ピンぼけで表情ははっきりしませんでしたが、目鼻口と輪郭は確かにありました。

ゾワワワワーッ。

あまりの怖さに即削除してしまったので、残念ながらその写真はありません。

あらためて、いま一度冷静に考えると、人がまったく通らない場所で強盗や変態が待ち伏せしているなんて、不自然です。となると、やっぱりあれはアレだったのかなと思うのですが……どうなんでしょうねぇ。私はまだ半信半疑です。

【ざっくりひと言まとめ】
幽霊も夜景を観に来る。

※走ったのは、先日紹介した台場コースです。