チャリダー★ライターの「カクシゴト」

東京在住のライターは何を考えているのか?

冬はハンガーノック(エネルギー切れ)になりやすい

自転車に乗っていて、急に体がいうことを聞かなくなって走れなくなったことはありませんか? 私はあります。自転車を始めたばかりの頃に2回ほど。どちらも冬でした。

冬は体温を維持するためのエネルギーが夏よりも必要なので、ハンガーノックになりやすいそうです。元プロの自転車選手が言っていました。

ハンガーノック

お腹が空く前に食べる

ハンガーノックを防ぐには「お腹が空く前」に、こまめに食べること。――ということは前から知っていたのですが、お腹が空いていないのに食べるのって、意外と辛いんですよね。

なので私は現在では、90分に1回、コンビニ休憩を必ずとって、意識的に栄養補給するようにしています。1回の休憩で口にするのはヨーグルトドリンクか、パワーバー(ソイジョイ類)1本、またはおにぎり。

エネルギーの吸収速度とかバランスを考えれば、自転車専用の携帯食(液状食)のほうがいいのでしょうが、私はあの味が苦手なので、そこそこ吸収がよさそうで、あまり血糖値が急上昇しなさそうなものをコンビニで選ぶようにしています。あまり難しくは考えません。

目的食いをやめる

コンビニ休憩の必須化と同時に採り入れたのは、「目的食い」をやめることです。これは私が勝手に名付けのですが、たとえば「お昼ご飯は、あの店のマグロ丼を食べよう!」というように、食べ物を目指してサイクリングすることです。

目的食いをすると、美味しく食べたい気持ちがどうしても湧くので、お腹が空いた状態にもっていきがちです。するとハンガーノックの危険が高まります。

食べたい物を食べないサイクリングなんて面白味がないじゃない、と言う人もいるかもしれないけれど、ハンガーノックで死んで二度とチャリに乗れなくなるほうが私は嫌なので。

ハンガーノックは命に関わる

あ、そうそう。ハンガーノックって、命に関わるんですよ。これは、医者に言われて知ったことなんですけどね。

ハンガーノックは要するに低血糖ですが、人間は低血糖には耐性がないそうです。糖尿病のような高血糖は、いろいろな症状が現れるので死までには猶予がある(つまりは耐性がある)のですが、低血糖は即対処しないと命に関わるそうです。

「まあ、死ぬ前に意識を失って倒れるはずだから、そうしたら救急車で運ばれてくるから大丈夫かな?」と医者は笑っていましたが、その救急車はいったい誰が呼ぶのでしょうか……。意識を失ったら、電話なんてできないっつーの!

気をつけましょう。
いろんな意味で、Ride safe!